一人暮らしのためのキャベツ1玉使い切り!週末作り置きで平日らくらくレシピと献立
一人暮らしをしていると、スーパーで買ったキャベツ1玉を使い切るのは意外と大変だと感じることはありませんか。気づけば冷蔵庫の奥でしなびてしまったり、同じような料理ばかりになってしまったりと、料理経験が少ない方にとっては悩みの種かもしれません。
この「らくらく平日ごはん」では、そんな一人暮らしの皆さんが、週末にキャベツ1玉をまるごと使い切り、平日の食事をグッと楽にするための作り置きレシピと献立のヒントをご紹介します。簡単なステップで失敗しにくいレシピばかりですので、料理初心者の方でも安心して挑戦してみてください。節約しながら栄養バランスも考えた食事で、充実した平日を過ごしましょう。
キャベツを上手に使い切るための基本
キャベツは一年を通して手に入りやすく、様々な料理に使える万能野菜です。まずは、キャベツの基本的な選び方から下準備のコツまでを知っておきましょう。
キャベツの選び方と保存方法
- 選び方:
- 巻きがしっかりしていて、ずっしりと重みのあるものを選びましょう。
- 葉の色が鮮やかな緑色で、ツヤがあるものが新鮮です。
- 芯の切り口が新しく、白いものが良い状態です。
- 保存方法:
- 冷蔵庫で保存する場合: キャベツは乾燥に弱いため、丸ごとの場合は芯をくり抜き、濡らしたキッチンペーパーを詰めてからビニール袋に入れるか、ラップでぴったりと包んで冷蔵庫の野菜室に入れます。こうすると鮮度が長持ちしやすくなります。
- カットして保存する場合: カットしたキャベツは、ラップでしっかりと包み、保存袋に入れて冷蔵庫に入れます。早めに使い切りましょう。
- 使いやすい状態にして保存する場合: 千切りやざく切りにしてから、水気をしっかりと拭き取り、保存袋に入れて冷蔵庫で保管すると、調理の際にすぐに使えて便利です。この場合も2〜3日を目安に使い切りましょう。
下準備のコツ
キャベツは汚れがつきにくいため、調理前にサッと洗う程度で十分です。 * ざく切りにする場合: 1. キャベツの根元の芯を包丁で切り落とします。 2. 外側の汚れている葉があれば取り除きます。 3. キャベツを半分に切り、さらに四つ切りにします。 4. 芯の部分をV字に切り落とします。 5. 残りの葉を、食べやすい大きさに手でちぎるか、包丁で切ります。 * 千切りにする場合: 1. キャベツの芯を取り除き、葉を数枚はがします。 2. 葉を数枚重ねて丸めます。 3. 端から幅2〜3mmに細く切っていきます。芯に近い硬い部分は薄切りにすると良いでしょう。
週末に作り置き!キャベツ使い切りレシピ3選
ここからは、キャベツ1玉を無駄なく使い切るための、簡単で美味しい作り置きレシピを3つご紹介します。これらを週末に作っておけば、平日のごはん作りが格段に楽になります。
1. 平日メインに大活躍!キャベツと豚バラのうま塩炒め
炒めるだけで簡単に作れるメインおかずです。ご飯によく合い、野菜もたっぷり摂れます。
- 所要時間: 約15分
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材料(2~3食分):
- キャベツ: 1/2玉(約300g)
- 豚バラ肉(薄切り): 200g
- ごま油: 大さじ1
- 【A】酒: 大さじ1
- 【A】鶏ガラスープの素: 小さじ2
- 【A】塩: 小さじ1/2
- 【A】こしょう: 少々
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作り方:
- キャベツは芯を取り除き、ざく切りにします。豚バラ肉は3〜4cm幅に切ります。
- フライパンにごま油を入れ、中火で熱します。
- 豚バラ肉を入れ、色が変わるまでしっかりと炒めます。
- 豚肉の色が変わったら、キャベツを加えて、キャベツがしんなりするまで3〜5分炒め合わせます。
- 【A】の調味料を全て加え、全体によく絡ませながら、さらに1〜2分炒めます。
- 味見をして、足りなければ塩で調整し、火を止めます。
- 粗熱が取れたら、保存容器に移します。
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保存方法・期間目安: 冷蔵庫で3〜4日保存可能です。
2. 食卓を彩る副菜!キャベツとカニカマのコールスロー風サラダ
生で食べられるキャベツのシャキシャキ感を活かしたサラダです。箸休めや彩りにもぴったりです。
- 所要時間: 約10分
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材料(2~3食分):
- キャベツ: 1/4玉(約150g)
- カニカマ: 6本(またはロースハム2枚など)
- コーン(缶詰): 大さじ3
- 【A】マヨネーズ: 大さじ3
- 【A】酢: 小さじ1
- 【A】砂糖: 小さじ1/2
- 【A】塩: 少々
- 【A】こしょう: 少々
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作り方:
- キャベツは千切りにします。カニカマは手でほぐすか、食べやすい大きさに切ります。
- 千切りにしたキャベツをボウルに入れ、塩(分量外、小さじ1/4程度)を加えてよく混ぜ、5分ほど置きます。
- キャベツから水気が出たら、両手でぎゅっと絞り、しっかりと水気を切ります。この工程でキャベツのシャキシャキ感が保たれます。
- 別のボウルに【A】の調味料を全て入れ、泡だて器やフォークでなめらかになるまで混ぜ合わせます。
- 水気を絞ったキャベツ、ほぐしたカニカマ、コーンを(4)のボウルに加え、全体が均一になるようにしっかりと混ぜ合わせます。
- 味見をして、足りなければ塩こしょうで調整し、保存容器に移します。
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保存方法・期間目安: 冷蔵庫で2〜3日保存可能です。
3. あと一品に便利!キャベツと油揚げのさっぱり和え
電子レンジで簡単に作れる副菜です。キャベツの甘みと油揚げの旨味が合わさって、ご飯が進みます。
- 所要時間: 約8分
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材料(2食分):
- キャベツ: 1/4玉(約150g)
- 油揚げ: 1枚
- 【A】ポン酢: 大さじ2
- 【A】ごま油: 小さじ1
- 【A】いりごま: 小さじ1
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作り方:
- キャベツは芯を取り除き、ざく切りにします。油揚げは熱湯をかけて油抜きをし、キッチンペーパーで水気を拭き取ってから、短冊切りにします。
- 耐熱ボウルにキャベツと油揚げを入れ、ふんわりとラップをかけます。
- 電子レンジ600Wで3分加熱します。キャベツがしんなりしていなければ、さらに30秒ずつ加熱してください。
- 加熱後、ボウルに溜まった水分を軽く捨てます。
- 【A】の調味料を全て加え、全体をよく混ぜ合わせます。
- 味見をして、足りなければポン酢で調整し、粗熱が取れたら保存容器に移します。
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保存方法・期間目安: 冷蔵庫で2〜3日保存可能です。
作り置きを活用!平日らくらく献立例
週末に作った3つの作り置きを活用して、平日の食事をどのように楽しむか、具体的な献立例をご紹介します。
月曜日:しっかり栄養チャージ!
- メイン: キャベツと豚バラのうま塩炒め
- ご飯: 炊きたてのご飯
- 汁物: インスタントの味噌汁(ワカメなど)
- 副菜: キャベツとカニカマのコールスロー風サラダ
月曜日は週末の疲れが残りがちです。作り置きを温めるだけで、バランスの取れた食事がすぐに完成します。
火曜日:もう一工夫で満足感アップ!
- メイン: キャベツと豚バラのうま塩炒め(卵とじアレンジ)
- 作り置きを温め直し、溶き卵1個分を回し入れ、蓋をして半熟になるまで加熱するだけで、まろやかな卵とじに早変わりします。
- ご飯: ご飯
- 副菜: キャベツと油揚げのさっぱり和え
メインに少しアレンジを加えることで、飽きずに美味しく食べられます。
水曜日:さっぱりヘルシーに!
- メイン: 納豆(パックから出して混ぜるだけ)
- ご飯: ご飯
- 汁物: 市販の春雨スープ(お湯を注ぐだけ)
- 副菜: キャベツとカニカマのコールスロー風サラダ
- もう一品: キャベツと油揚げのさっぱり和え
水曜日は少し軽めにしたい、という時に。作り置きの副菜を2種類並べるだけで、野菜たっぷり満足献立になります。
買い物リストのヒントと食材使い切りのコツ
- 献立を意識した買い物: 今回のレシピを参考に、キャベツ1玉の他に、豚バラ肉、カニカマ、コーン、油揚げなどをリストアップして買い物に行くと良いでしょう。ご飯やインスタントの味噌汁・スープなど、常備できるものも忘れずに。
- 余った時のアレンジアイデア:
- キャベツと豚バラのうま塩炒め: ラーメンの具材にする、うどんと炒めても美味しいです。
- キャベツのコールスロー風サラダ: サンドイッチの具材にする、パンに挟んでチーズを乗せてトーストしても良いでしょう。
- キャベツと油揚げのさっぱり和え: 卵焼きの具材に加える、ご飯に混ぜておにぎりにするのもおすすめです。
まとめ
一人暮らしの皆さんの平日の食事作りを「らくらく」にするための、キャベツ1玉使い切りレシピと献立のアイデアをご紹介しました。週末に少し時間をかけて作り置きをしておけば、忙しい平日に「何を作ろう」「野菜が足りないな」と悩む時間を減らすことができます。
料理の経験が少ない方でも、一つ一つのステップを丁寧に解説しましたので、きっと美味しく作れるはずです。ぜひ今回の記事を参考に、賢く楽しく、そして健康的で美味しい一人暮らしの食生活を送ってください。これからも「らくらく平日ごはん」では、皆さんの食卓を応援する情報を発信していきますので、ぜひご期待ください。